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映画「音符と昆布」 2回目鑑賞で発見したいくつかの事 [池脇千鶴]

公開初日に見た、映画「音符と昆布」の2回目の鑑賞に、行ってきた。
朝早い回だったのに、意外と、観客が多くて、ビックリした。
この映画は、公開日がいきなり決まったり、前宣伝も乏しかったけど、
見た人の評判は、案外いいようで、口コミで、広がっているのかな?

映画は、2回目を見ると、1回目では、見えなかったことが、見えてくる。
この映画の最初の映像に、あの街灯が映っているなんて、今回、初めて、
気づいたよ。しかも、点灯していたように、思えたけど、それは、
私の見間違いか? 点灯してたとすれば、とても、面白い。

アスペルガー症候群の主人公・小暮かりん(池脇千鶴さん)の本質が、
「超孤独」、と、理解した1回目の鑑賞だったが、それを知って、2回目を見たら、
最初の方で、かりんが、つけられた変なアダナも、他人とのつながりだ、
と言って、妙に、大切にしているようなシーンで、不覚にも、涙が
流れてしまった。こんなに、涙もろい私では、ないはずなんだけど・・・・・

今回、父親(宇崎竜童さん)が帰宅したとき、かりんが起きてきて、
「おかえり」と、当然のように、あっさり言う、かりんの言い方が、おかしかった。
それに続いて、死んだ母親の口真似をするかりんのシーンでの、池脇さんの演技、
絶品だね。深層心理で、無意識に、両親が別れた訳を、妹のももに、
説明しているんだろうか??

かりんと、もも(市川結衣さん)の姉妹洗顔シーンは、かなり、好評だけど、
今回、特に、印象に残ったのは、かりんが、プラたわしで、顔面を、ゴシゴシ
こすっていて、池脇さん、痛くないのかな、と、マジに、思った。

それと、ももが、洗面台から去っても、洗顔しながら、ひとり、独白するかりんを
演じた池脇さんの演技に、ジーンときた。話し相手が、欲しかったんだ・・・・

1回目鑑賞の時も、好演しているなあ、と、思った、市川さんの演技だけど、
今回、じっくり、見て、かりんに言う、もものセリフが、とても、自然で、
普段着で、リアルだなあ、と、また、感心してしまった。

2回目を見に行く前に、この映画のオリジナルサウンドトラックが、
発売されていたので、何回か、聴いていた。

音楽には、多少、慣れているつもりだけど、映画の中で、かりんが、
ピアニカで吹いている、フレーズが、エンドロールの前に流れる、
「Soul Mate」の主題だったんだね。
池脇さんの吹き方が、たどたどしかったので、全然、気がつかなかった。

この「Soul Mate」という曲は、とても、いい曲だね。
歌っているCHIX CHICKSも、歌、うまいし。

このサウンドトラックは、Tokyo Grand Orchestra
が、演奏している。クラシック音楽的な、バックミュージックが、
私の心に訴えて、なんか、涙もろくなってしまったのかな、なんて、
思った。

CDに付いていた小冊子を読むと、この曲を作ったのは、
村上達哉さんという、音楽家で、中島美嘉さんの「雪の華」の
ストリングスアレンジをやったんだって! へー、そうなの!

村上さんは、かりんと、ももが、険悪になったとき、
かりんが、ピアニカで、吹いた、この「Soul Mate」のテーマが、
ももに、かりんを受け入れる決意をした、と、説明している。

うーん、2回目、見たときも、そこまでは、感じなかったな・・・
3回目以降、この村上さんの指摘を、確認してみようと、思う。

「Soul Mate」は、歌曲だけでなく、ピアノ曲も
このCDに、収録されている。映画では、どのシーンで、流れたのか?
ピアノで演奏される、「Soul Mate」も、心に沁みてくる
いい曲だね。こういう演奏を出来るピアニストを、私は、
とても、尊敬する。

3回目以降の、映画館鑑賞は、まだ、未定だけど、忙しさに追われ、
月日が経って、結局、DVDを、購入しそうな気がする!?



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