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世界選手権女子フィギュア 安藤美姫の無念の棄権と浅田真央の薄氷の優勝 [スポーツ]

安藤美姫を応援している、私としては、見逃せない、TV中継だった。
SPを、美姫は、8位で終わり、おや!? と思っていた私だったが、
フリーの演技を開始する直前の、美姫の表情は、不安でいっぱいに見え、
途端に、フリーの演技が、心配になった、私だった。

滑り出して、最初のジャンプをよろけて、そして、転んで、
遂には、ジャンプを見送ってしまった美姫! どうしたんだよぉ!
そして、泣きながら、棄権をしてしまったのだった(私も涙)。

リンク中央に戻り、スウェーデンの満員の観客に、丁寧にお辞儀をする美姫。
TVのアナウンサーは、美姫の調子が悪く、コーチが、試合に出るのを
止めた、とか、言っていた。ともかく、私は、残念無念!!

少し経ってから、美姫は、TVのインタビューに、応じた。
直前に肉離れを起こしたが、大事な試合なので、棄権することに、
納得できなかった。ところが、滑ってみて、やはり無理と判断して、
棄権した、と、苦しい胸の内を、語っていた。

国際的な桧舞台に、立ったことなど無い、私が、昨年の覇者・美姫の気持ちを、
理解することは、不可能だ。ただ、私ごときが、想像する以上に、
苦しかったことだろうと、美姫の気持ちを、思いやるしかなかったのだった。
そして、美姫には、また、がんばって欲しいとしか、思えない私が、いた。

美姫の逆転優勝は、なくなって、やはり、浅田真央の独壇場かと思ったが、
そうは、問屋が、卸さなかった。

女子フィギュアというのは、いつも、ドラマがあるが、今回のフィギュアほど
ドラマティックだった大会は、ないのじゃないか、と、思った。
その1つの原因に、SPが僅差で、何人も連なり、上位選手の力が、
拮抗しているため、と、思われた。

あと、今回は、完璧な演技をした選手が、ほとんどいなくて、
皆、ジャンプの後、尻餅をついたり、手を突いたり、よろけたりして、
だれが、優勝してもおかしくない雰囲気があったことは、確かだ。

私が一番気にしていたのは、SP1位のイタリアのカロリーナ・コストナーだ。
僅差とはいえ、真央の上を行っているし、なんといっても、ヨーロッパ
チャンピオンだし、プライドもあるだろうから。

コストナーは、そういう予想通り、がんばったが、何回か、手を突いてしまった。
しかし、それをものともせず、集中力を欠かさず、滑りきった。
解説の荒川静香さんが、「根性のジャンプ」と、評したほどだった。

で、総合点は、184.68で、ああ、これなら、真央が190台を
出せば、楽勝だと思っていた。

ところが、ところが、安定感抜群の真央が、最初のジャンプ、
トリプルアクセルで、ジャンプする前に、滑って転んでしまったのだった!!??
なにぃーーー、どうしたんだ、真央っ! て、叫んでしまった私。

もう、冷静に、見ていられない私だったが、根性で、画面を見続けた。
その後は、立ち直って、立派に、演技をした、真央だったが、
演技直後に、あんなに、大泣きをした真央を、私は、初めて見たぜ・・・

最後に滑った、中野友加里は、唯一、ミスの無いフリーの演技をした、
と、素人の私の目には、映った。メダルが取れるのでは、と。
しかし、審判員の評点は辛くて、中野は、総合で、4位だった。
私には、納得がいかない、中野の4位だった。

真央は、総合で、僅差で、コストナーを上回り、優勝したが、
私には、冷や汗物の金メダルに思えて、諸手を上げて、万歳とはいかなかった。
3位には、韓国のキム・ヨナが入り、この選手も侮れないと思った。

金メダリストの荒川静香さんを生み、真央や、美姫や、中野など、
有力選手を抱える、日本は、凄い、と思ってきた私だったけど、
今回の世界選手権を見て、うかうかしていられないな、と、
しみじみ、思った。

真央や美姫には、もっと、強くなって欲しいし、彼女たちに続く、
日本の新しいフィギュアスケーターたちが、次々と、出てきてほしい
と、強く願ったのだった。





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