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「斉藤さん」第7話 杓子定規な斉藤より柔軟で奔放な真野の方が勝ち!? [TV]

おいおい、冗談でなくて、ホントに、真野若葉(ミムラさん)が、
主役になっちゃったよ。この第7話、ジムで、主役のはずの斉藤全子
(観月ありささん)が足を骨折し、入院してしまったのだ!? 
脚本からして、表舞台から、斉藤を外したようだった。

だから、日常生活から、斉藤がいなくなった状況で、真野が、斉藤の役割を
果たそうとするのだった。これじゃ、「斉藤さん」じゃなくて、
「真野さん」と、ドラマの題名も、変更したほうが、いいんじゃない?!

真野が、斉藤の真似をして、面白かったのは、斉藤になりきれないところだ。
たとえば、斉藤の息子・潤一を、真野は、自宅に預かったが、夕飯のとき、
自分の息子・尊よりも、大きいハンバーグを、潤一に、あげてしまう。

それをみた尊が、ずるいと、抗議するが、真野夫妻は、ごまかそうとする。
すると、潤一は、自分のママなら、そういうことはしないと、
やり込められて、ハンバーグの一部を、尊に分けてあげるのだった。
それを見て、落ち込む、真野だった。

ゴミの捨て方を、間違えているオバサンに、注意をした、真野だったが、
実は、自分の勘違いで、逆に、オバサンの方から、注意される、真野だった。
病院内で、携帯電話を使っている男に、注意をしたら、逆ギレされ、
足がすくんでしまう、真野だった。

斉藤になりきれない、こんな真野を、ミムラさんが、好演している。
ドジなヤツと思うけど、なぜか、憎めない真野は、ミムラさんが、
作り上げた、魅力あるキャラだと、思った。

一方の斉藤は、入院しても、正義の味方という、ビヘイビアは、
変わらなかった。自分の横のベッドに寝ているおばあさんが、咳が多くて、
苦しんでいるのに、同室者たちは、早く出てけ、と、イヤミばかり、
言っているので、斉藤が、喝を、入れたのだった。

これには、これまで、困っていた看護師や、他の患者が、感謝するのだった。
でも、いわゆる、斉藤さんのワンパターンで、あまり、面白くなかった。

特に、柳川市会議員が、病院の個室を、横取りした事件に、斉藤が、
しゃしゃり出ていって、柳川を追い出すことに、成功するが、
助けられた、上記の咳き込みおばあさんの娘から、余計なことをしてくれた、
と、斉藤は、逆に、怒られてしまうのだった。

こういうシーンを見ると、このドラマ、斉藤の手法を、評価していない
ようだった。まあ、こんなセルフィッシュな市会議員が、いまどき、選挙で、
当選するはずもないけどね。ちょっと、非現実的だ。

さて、斉藤や、真野の、息子たちが通う、幼稚園では、園児が描いた絵画に
関して、トラブルが、生じていた。最初、野村の娘が描いた絵画を、
園児の最優秀絵画として、市の展覧会に出すことで、決まっていた。

ところが、まだ、描いていなかった三上りつ子(高島礼子さん)の娘が、
絵を描いてくると、母親たちは、皆、絶賛するのだった。
結局、この三上の娘の絵画を、展覧会に出すという、おかしな決定がなされ、
野村も、真野も、おとなしく、この決定に、従うのだった。

娘に、抗議された、野村は、ちゃんと、娘に向き合って、説明をせず、終始、
誤魔化すばかりだった。情けないけど、こんな母親、けっこう、いるんじゃない!
それを、見ていた真野は、割り切れない思いを、抱いて、家へ、帰った。

悩んだ末、真野は、三上の娘の絵画を、展覧会に出すのは、おかしい、
もっと、野村の娘の気持ちを、考えるべきと、母親たちの前で、問題提起するが、
時すでに遅し、じゃあ、三上の娘の気持ちは、どうなるのか、と、
ジレンマに、陥ってしまう、真野だった。

このジレンマを、解決したのは、真野の、おっちょこちょいな、行動だった!!??
過って、ドリンクを、野村と三上の娘たちの、絵画の上に、こぼしてしまい、
どちらの絵画も、ダメにしてしまった、真野だった。あーあ、何やってんだよ!!
だが、このミスにより、二人で新しい絵画を描こうという、ことになり、
大きな解決となってしまうのだった。

なんだか、出来すぎた話だけど、今回は、斉藤よりも、真野の方が、
皆が、歓迎する結果を生んだことになり、怪我の巧妙だけど、
大手柄となった次第だ。

杓子定規な斉藤よりも、頼りない真野の方が、実は、現実的解決策を
探し出せる、と、この回では、言っているようで、とても、面白かった。
そして、ミムラさんの多彩な演技が、それを、支えていると、強く、思った。



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