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「斉藤さん」第5話 ミムラのおっちょこちょい演技は絶品だ [TV]

第5話になって、なんか、話のパターンが、決まってきたようだ。
日和見で、付和雷同の、ある主婦がいて、ドタバタ、迷走し、
その有様を見て、斉藤全子(観月ありささん)が、正論を言ったり、
正義の行動をしたりして、その主婦が、斉藤に、心酔するというもの。

最初は、上記の「ある主婦」は、真野若葉(ミムラさん)だった。
そして、いまや、真野は、斉藤と、友だちなんだ。

今回は、「ある主婦」が、小倉という、気の弱い主婦になり、
それに、真野が絡んでいく、という、ちょっと、手の込んだ話だった。

真野は、愛息の尊の先行きが、心配で、しょうがない。
勉強できないと、柳川みたいな、イカレた高校生になってしまうのでは、
と、マジ、心配している。

勉強が出来るようになるためには、塾へ、という短絡的発想で、
他の子供が通っている塾を、体験見学するのだった。
おっちょこちょいな真野は、この塾こそ、息子の学力を上げるところだ、
と、盲信してしまうが、斉藤は、かなり、冷静だった。

その塾へ通い始めた、尊は、行儀正しくなるけど、どこか、
元気がなくなり、真野の夫(佐々木蔵之介さん)も、ちょっと、心配するのだった。
塾に、すっかり、洗脳された、真野は、能天気に、尊の変貌振りを
喜んでいるのだった。

いやー、こういう、おっちょこちょいの役を、やらせたら、
ミムラさんの右に出る女優は、いないんじゃ、ないかな。美人で可愛いし。
その演技が、観月さん演じる、斉藤の役柄を、リアルにしているようにも思う。
TVドラマでも、やはり、役者が上手でないと、面白くないね。

ところが、塾へ通っている、尊の異常な行動が、明らかになってくる。
それは、幼稚園で流行っている、漫才ゴッコで、尊の相方をやっている
小倉の息子・佳也が、尊にどつかれて、胸に、赤アザを、作っているというのだ。

ところが、事なかれ主義の小倉は、そのことを、真野にも言えず、
佳也も、母親に似て、気が弱く、泣き寝入りしているのだった。

その事実を知った斉藤は、友だち甲斐として、真野に忠告するが、
真野は、動揺して、事の真相を知ろうともしなかった。
そこで、斉藤のビンタが、真野の頬に、炸裂したのだった!!!

そして、人が一番大切なのは、家族だけど、
人は、自分に、直言してくれる人を、大切に、しなければならない。

真野の夫が、自分の母親の口やかましいのは、結局、自分のことを、
本当に心配してくれるからだ、と、言った時、真野は、
斉藤の、友だちとしての忠告に、はっと、思い当たるのだった。

真野は、実の息子の実態を、把握していないばかりか、友だちの
斉藤の忠告も、聴こうとしていない、愚かな自分に、気づくのだった。

人の痛みが分からない、尊に、どうやって、そのことを、教えるのか?
斉藤に相談した真野は、幼稚園の演芸の会で、飛び入りで、
漫才を行い、自ら、斉藤に叩かれることで、自分の息子に、
教え、諭すのだった。
そして、尊は、佳也に、謝罪するのだった。もちろん、真野も。

まあ、ちょっと、出来すぎのシーンだったけれど、
粋な計らい、とも言える、いいシーンだったね。

この二人の、飛び入り漫才を見て、感激した、小倉は、
斉藤を、気に入ったのか、急に、ジムなんかに通いだして、
斉藤に、接近するのだった。
また、正義の斉藤に、心酔した主婦が、一人、増えたということか・・・・

勉強したら、立派な人になれるのか? 教養が、人間性を、形成するという。
でも、あんな塾へ通っても、立派な人に、なれそうもない。
優越感と、劣等感の狭間で、オロオロして、自分に自信がもてない、
情けない人間になるだけだ。




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