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別府大分毎日マラソン ニューヒーロー誕生! [スポーツ]

自分が、マラソンを趣味しているせいか、TVで、マラソンとか、駅伝を
中継していると、つい、見てしまう。面白ければ、最後まで。
2月3日(日)も、別府大分毎日マラソンを、TBSでやっていた。

この男子マラソンは、若手の登竜門として有名で、このマラソンで優勝して、
世界的ランナーになった人もいる。この番組で、解説をしていた、
宗茂さんも、毎日マラソンで、優勝して、有名になった。

なにげに、見ていたんだけど、私がよく知っている、日本人ランナーは
いないし、トップ集団は、ケニアなどの黒人勢も、けっこういて、
まあ、日本人ランナーも、最近さえないから、ダメだろうな、
なんて、思って、ぼんやり、見ていた。

実際、初マラソンの若手日本人ランナーも、何人か、いたけど、
見ていて、頼りなく、25kmの折り返し点を過ぎると、トップ集団から、
脱落していく選手も、出始めた。

ところが、私は、旭化成の足立という選手の、走り方が、無駄がなくて、
とても、自然で、美しい走りをしていることに気づいた。
足立も、このマラソンが、初マラソンだった。

旭化成の、宗猛監督は、足立は、実によく練習した、と言っているし、
宗茂さんも、ずいぶん、期待しているコメントを言っていた。
うーん、あの宗兄弟が、期待しているなら、と思い、足立を、応援してみる
ことにした。

しかし、足立は、すでに、第二集団で、おとなしく走っている有様だった。
先頭は、ケニアのムタイで、ベテランランナーらしい。
2人のケニアのペースメーカーと一緒に、快調に、飛ばしているんだ。

足立は、私が、画面で見る限り、余裕がありそうだった。
だったら、なぜ、トップのムタイに、追いつこうとしないのか??
足立は、周囲のランナーを、チラチラ、盗み見もしていた。
何をやっているんだ! 見ていて、イライラしてきた。

解説の宗茂さんも、そうだったみたいで、ここで、追いかけてほしいですね、
を連発していた。そのうち、足立も、いっぱいいっぱいなんですね、
と、宗茂さんが、つぶやくのを聞いて、私も、そう思うようになった。

35kmを過ぎても、200mを超える、大幅なリードで、ムタイは、トップを、
独走していた。36km過ぎだったか、2位集団の中から、足立が、抜け出して、
単独2位になったが、私は、もう、期待していなかった。
初マラソンで、あれだけ、リードをされて、追いつけるわけがない。

宗茂さんは、このままのペースを保って、あとは、トップのムタイが
落ちてくるチャンスに賭けるしかない、とまで、言っていた。
私は、そんなうまい話が、ある訳ないと思い、TVをOFFしようかとまで思った。

ところがだ!!??
なんと、トップのムタイのスピードが、どんどん、落ちてきて、
2位の足立が、ぐいぐい、近づいてくるではないか!!!!!!!!
私は、急に、目覚めたみたいになって、「足立! ガンバレ!」、
「足立、ガンバレ」と、TNに向かって、大声を上げていた。

そして、とうとう、39km前で、足立が、ムタイを抜いて、トップに
立ったのだった。私は、もう、涙目になって、「足立! ガンバレ!」を、
繰り返していた。

ホントに、このまま、初マラソンの足立が、優勝できるのか?
足立は、地元出身で、沿道の観衆から、足立の声が、多くかかっていた。
それに、元気付けられたか、足立の表情が変わり、生き生きしてきた。

でも、私は、心配だった。
モロッコのキスリが、追い上げてきて、2位になっていたからだ。
残り1.5kmで、200m差。宗茂さんは、もう大丈夫と言ったけど、
私は、足立が、ゴールして、ようやく、ホッとしたのだった。
いやー、よくやった、足立!!!!

インタビューで、とても、謙虚だったのが、好感を持てた。
足立が、低迷する日本男子マラソン界のニューヒーローに育って欲しい
と、痛切に、願っている。

そして、足立が、駅伝選手としては、冴えなかったけど、マラソンに転向して、
メキメキ、成長してきたという話を聞いて、私は、ふと、おもったのは、
駅伝で、優秀な成績を残した、ランナーを、マラソンにもっていくのは、
間違いなのかもしれないってことだ。


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