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「中東の笛」ハンドボール疑惑判定の裏側 [スポーツ]

いやー、ニュースで見たけど、あのハンドボールの、ひどいインチキ判定は、
なんだ!! そう、アジアのオリンピック代表選考試合のこと。
1月24日夜のNHKクローズアップ現代では、それを、取り上げていたので、
見てみた。

ともかく、ハンドボールのアジア連盟が行った、代表選考試合を
やり直すように、国際ハンドボール連盟が指示し、東京で、それが行われる
というから、まさに、異常な事態だ。

国際ハンドボール連盟は、欧州、アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカの
5つの連盟からなり、各大陸連盟の自主性を、かなり認めているとのこと。
中東勢は、その自主性を逆手に取り、自分勝手に、運営しているようだ。

だから、その再試合に、中東勢は、ボイコットを、決め込んでいる。
参加すれば、自らの不公正を、認めることになるからだろうか??
これでは、スポーツマンシップが、どこへ行ったんだろうと、思うよ。

キッカケは、韓国が作成した、ハンドボール試合の、DVDだという。
韓国は、中東の審判たちが、中東に身びいきの、不公正な判定を出している
実態を、映像とともに示し、そのインチキぶりを、告発したのだった。

それによれば、中東の選手のファウルは取らない、たとえ、韓国の選手を
蹴ったり、投げ倒しても、ファウルを取らない、というのだから
呆れ返ってしまう!!! 一方、韓国の選手は、しっかり、ファウルをとられている。
そのDVDによれば、なんと、1試合に、38も、疑惑の判定があったというのだ、
まあ、これでは、とても、単なるミスとか、偶然の産物とか、言えるはずも無い。

ところが、アジア連盟は、審判のミスは避けられず、必要悪で、どうしようもない。
そんな言いがかりをつけて、再試合をするのは、許せない。
再選考に参加する、韓国や日本は、アジア連盟から、除名するという勢いだ。
しかし、TVに写ったアジア連盟の代表の言い方は、自信なさげで、
後ろめたさを、隠せないような、印象だった。やっぱ、確信犯くさいな。

アジア連盟は、大義名分欲しさに、スポーツ仲裁裁判所に提訴したという、
まあ、ここで、どんな裁定が出るか知らないけど、アジア連盟が正しい、という
裁定なら、再試合は無効となる可能性があり、勢いづいた中東勢は、
韓国と日本を除名するという、馬鹿なことをする恐れが、十分にあるという。

国際ハンドボール連盟は、相当な危機感を持っている。
それは、特に、オリンピックとの関連だ。ハンドボールに不公正な疑惑が
付きまとうと、オリンピックから、外されてしまう恐れがあるからだ。
さらに、ハンドボールの人気もなくなるし、スポンサーも逃げていく。

番組では、試合の審判の不公正を正す努力をしてきた、フィギュアスケートと、
サッカーの例を、紹介していた。
確かに、以前のフィギュアは、採点がよく分からず、なんか、フィーリングだけで、
順位が、決まっている印象があった。

実際、2002年のオリンピックで、ほぼ完璧な演技をしたカナダのペアが、
着地ミスをしたロシアのペアに敗れるという、出来事があった。
これは、裏で、ロシアが工作していたことが、後で、判明している!!??

フィギュア関係者たちは、その後、徹底した公正さの追及を行い、今では、
かなりの客観性を持った、審判システムになっている。
最近、日本選手が、上位を占めるのは、そのせいもあるのだろうか?

サッカーでも、FIFAは、工夫すれば、審判の誤りは防げるという立場で、
審判を、監視する、アセッサーの役割を、強化している。
一貫性のない判定や、イエローカードを出さない、など、不適切な審判は、
その地位を追われるという。

ハンドボールのアジア連盟も、判定ミスは付き物と、開き直らずに、
フィギュアやサッカーのように、いろいろ工夫をして、公正な判定を目指すべきだ。

しかし、ハンドボールって、全然、人気なかったよね。
私自身、やったことないし、試合のルールも、よく知らない。
ただ、ここのところのニュースで、ハンドボールが、有名になってしまったね。
再選考のチケットの売れ行きも、かなり、いいという。

再選考試合の準備をする、日本選手へのインタビューで、ハンドボールを愛して、
大切にしてほしい、という、一言が、かなり、重かった。
ハンドボールを愛して、その未来を思うなら、アジア連盟の
すべきことは、素人の私にも、明白だ。


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