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「斉藤さん」第2話 事なかれ主義の包囲網に見えた綻びは真野の優しさか [TV]

斉藤全子(観月ありささん)は、マナーの悪い高校生たちを、
許せないらしくて、彼らが通学する、高校の入口まで、
押しかけていって、幼稚園の運動会での、乱暴行為を、謝れよ!
と、迫る。もちろん、高校生たちは、相手にしない。

うーん、いくら、正義のためとはいえども、ここまで、
やるかなあ。やりすぎの感もあり。でも、こうでもなきゃ、
異色のドラマ「斉藤さん」には、ならないか。

幼稚園の次のテーマは、バザーだ。
日和見主義の真野若葉(ミムラさん)は、バザーの担当者になり、
たくさん、出品しようと、夫(佐々木蔵之介さん)の大事にしている、
部長にもらったとかいう、へんてこりんな土偶まで、出品しようと、
虎視眈々と、狙っている。

斉藤も、出品するものを、段ボールにつめて、道を歩いているとき、
例の高校の女子高生に、遭遇する。その中の一人が落とした、
財布を届けようと、かさばる段ボールを抱えたまま、彼女たちの
後を追うのだった。斉藤が追いついて、財布を渡したけど、
そこまでするなんてと、女子高生たちは、あきれるのだった。

このシーンは、斉藤の親切心と、それを素直に出せる、行動力を
示していて、人間、みかけだけでは、わからないという、例かも知れない。

幼い幼稚園児たちのための、バザー会場に、高校生たちが、乱入して、
嫌がらせをする、というのは、私の常識では、まず、ありえない。
今の高校生は、そこまで、堕落したというのか?????
一人の人間として、恥ずかしく、ないのか???

しかし、このTVドラマは、高校生の乱入があるという前提で、
進展していくのだった。すなわち、バザーの準備を相談する会合で、
母親の間で、大きな顔をしている三上りつ子(高島礼子さん)が、
バザー会場の警備をするが、高校生たちがやってきても、見てみぬフリをしろ、
と、指示するのだった。そして、問題は、斉藤の動向だという。

私は、問題は、斉藤の動向ではなくて、幼稚園の経営者の問題だと思う。
前年に、トラブルを起こしているので、何か、対策を立てるべきなのに、
全くの無策で、放置している有様だ。これでは、また、同じトラブルが
起きるに、決まっている。斉藤を使って、問題をごまかすのは、筋違いだ。
他の母親たちも、よく考えないで、付和雷同しているのが、情けない。

結局、バザー当日、また、高校生たちが、嫌がらせに来て、斉藤は、
対決して、園児の加勢もあって、出て行かせる。驚いたことに、
大変な事態になっているのに、大人たちは、傍観するばかりだった!!!!!

翌朝、高校生たちが、やったのか、幼稚園内に、大量のゴミ袋が、
散乱しているのだった。三上は、自分の準備の足りなさを棚に上げ、
全ての責任を、斉藤に、押し付けようとするのだった。
いるよなー、こういう、イヤらしい女って!!

カフェで、三上を中心として母親たちに、つるし上げにあっている
斉藤を救ったのは、真野の、「私は、斉藤さんを責める気にはならない」
という、一言だった。真野は、初めて、自分の頭で考えて、しかも、
勇気を持って、自分の言葉で、発言したのだった。真野は、優しい人間だった。
でも、自立している人には、こんなの、当り前なんだけどね。

そして、真野は、斉藤に、急接近していくのだった。
このドラマの初回を書いた、ここのブログで、真野は、斉藤と同類かもしれない
と、私は推測したけど、どうやら、それが、当たってきたようだ。

観月さんは、相変わらず、強気な演技で、「斉藤さん」をやっているが、
今回、ちょっと、笑顔が見えたシーンが、いくつか、あったのが、
妙に、印象に残った。やっぱ、笑顔の方がいいな、観月さん!

ミムラさんは、ホント、真野になりきっているような演技で、私は、
とても、好感が持てる。まさか、地でやっているってこと、ないよね(笑)。
あと、ミムラさんは、観月さんに劣らず、美人なのが、とても、いい。
私は、ミムラさんみたいな、ポッチャリした、色白の美人に、弱いな。

さあ、次回以降、斉藤=真野の同盟関係が、どう発展していくのか?
他の母親や、高校生たちとの関係が、どうなるのか、楽しみだ。



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