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新連続ドラマ「1ポンドの福音」超豪華な脇役陣を生かしきれるか、亀梨和也と黒木メイサ [TV]

超人気漫画家・高橋留美子さんの、人気コミックをTVドラマ化した、
「1ポンドの福音」が、1月12日から、日テレの新土曜ドラマとして
始まった。

話は、軟弱なボクサー・畑中耕作(亀梨和也さん)が、見習いのシスター
アンジェラ(黒木メイサさん)に一目惚れして、チャンピンを目指す、
という、なんとも、単純なものだ。分かりやすくて、いいけど。
ただ、なぜ、シスターでなければいけなかったのか、不可解。

その辺の女の子でも良かったのか。いやいや、原作コミックを読んでないんで、
良く分からないけど、かなりコミカルな話なのではないかと、思う。
高橋さんのコミックだし。ボクサーとシスターの組み合わせが、面白い?!
そういう意味では、コミカルな味付けが、中途半端だと思った。

亀梨さんは、ボクサー自体の演技は、よく頑張ったと思うよ。
シャドウも、まあまあ、様になっていたし。体つきは、仕方ないけどね。
ボクサーのランニングは、軽すぎて、ちょっと、違うかな。

孤児を助けて、お礼に、孤児たちから、食べ物攻めにあって、
思わず、食べてしまう、優しい耕作。計量直前なのに・・・・
案の定、計量で失格!!!! 肉団子など、沢山食って、腹が本当に
出ていたのには、ビックリした。あれって、演技なのかなあ・・・・・

ただ、目が違うね。チャンピオンを狙う、ボクサーの目じゃないね。
まあ、それは、今後、それなりに、鋭くなっていくのだろう。
関係ないけど、亀梨さんって、氷川きよしさんに、似ているよね!?

ひどかったのは、黒木さんの演技。
表情も能面で、セリフも棒読みで、あったもんじゃないぜ!!
そして、もっと、コミカルな味を、込めて欲しかった。

神に仕えるシスターなので、仏性面も、合っているのかもしれないが、
むしろ、世俗的な気持ちとの葛藤があるはずで、そこんとこ、
今回は、全然、表現されていなかったね。

敗北続きのオジンボクサーの、引退試合の相手にされてしまった、耕作。
そのオジンには、可愛い息子がいて、父親の勝利を一心に祈っている。
それをみて、シスターアンジェラは、耕作に、わざと負けるように、
命令的に、言ってしまう!!???

このシーンも、コミカルにやれば、面白いのに、黒木さん、マジに
やってしまうので、全然、笑えない。
私は、間違っていたのでしょうかって、思いつめて、言わないでほしいぜ。

耕作が所属するジムの、男勝りの会長を、小林聡美さんがやっていた。
やはり、実力のある女優は、演技が違うね。コミカルな体当たり演技を、
自然にやっていた。

おなじことが、小林さんといつもセットの、もたいまさこさんにも、言える。
あんな超寛容な修道院長がいるかなあ、と思うけど、もたいさんの演技が、
不自然さを、払拭してしまうのだった。

いろんなところに、顔を出す、光石研さん。私は、昨年の「風林火山」や
「時効警察」を思い出す。なかなか、味のある、面白い俳優だ。
「風林火山」といえば、高橋一生さんも、クールなボクサー役で、出演していた。

シスターミリーをやった江口のりこさんも、いい味出しているね。
「時効警察」では、この女優の演技に、よく、笑わさせられた。
江口さんは、映画「ジョゼと虎と魚たち」(2003年)で、妻夫木聡さんと、
濃厚なベッドシーンをやって、その裸体を晒したんだよね。

久しぶりに、TVで見てしまった、岡田善徳さん。
耕作の1番の先輩ボクサー役。かっての人気ドラマ「太陽の季節」では、
気の弱く、足も遅い、陸上部員をやっていたけど、随分、逞しくなった。

これだけ、味のある、芸達者な役者や女優を、脇役に勢揃いして、
このTVドラマが、面白くないわけないんだけどね。
耕作と、シスターアンジェラの、恋愛の行く末が、どうなるのか、
ちょっとだけ、興味があるね。





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