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「斉藤さん」第8話 イジメの反省なしに辞めさせないなんて母親のエゴだ [TV]

今回は、母親たちによる、幼稚園の先生イジメが、テーマだった。
ちょっと、聞いたり、見たりするに、堪えない、低レベルの内容だった。

現代日本の母親の、わが子に対する過保護ぶりが、話題になって、久しい。
わが子可愛さが過剰になって、子供に、様々な体験を、させようとしない。
『可愛い子には旅をさせろ』、というのは、もう、死んだ諺になってしまったのか?

引きこもりや、ニートが、急増して、社会問題になっている。
最近のニュースで、都内では、2万5千人もの若者が、引きこもっているそうだ。
この原因は、いろいろあるだろうが、私は、母親が、過保護な余り、
子供が、超臆病になってしまって、社会に適応できないじゃないか、
と、思っている。

この第8話は、幼稚園内のジャングルジムを、撤去するなんて、私には、
とんでもない話に、聞こえることを、市や、幼稚園側や、母親たちが、
平然として、推進しようとしている、シーンを見て、ビックリしてしまった。

例によって、斉藤全子(観月ありささん)は、意義を唱えたが、
真野あずさ(ミムラさん)も撤去に賛成で、斉藤は、多勢に無勢で、
どうすることも、出来なかった。

ジャングルジムを撤去して、運動センスのない、冒険心もない、
消極的な子供を、沢山、作って、その結果として、引きこもりやニートを、
沢山、増やすことに、母親たちは、何の疑問も、湧かないのだろうか???

極端な、安全重視社会になってしまった、現代日本では、冒険をしない、
覇気のない、弱弱しい、日本人が、増えるだけだ。
みんな、『君子、危うきに近寄らず』で、『虎穴に入らずんば虎子を得ず』は、
やはり、これも、死んだ諺になったようだ。

さらに、11年間も、幼稚園で働いてきた、佐原先生に対するバッシングが
始まって、このドラマの母親たちは、愚かだなあ、と、呆れてしまった。
銀行員になろうとか、大企業に入ろうとかいう、やましい考えを持っている人は、
幼児相手に、幼稚園の先生になろう、とは、絶対に、思わないものだ。
幼稚園の先生になろうとする人は、心が優しい、素敵な人に違いない。

そういうことに、すっかり、無知な母親たちが、佐原先生の揚げ足ばかり、
取って、イジメ捲っている。なんたることだろうか!!??
この母親たちは、「感謝」の気持ちを、持ち合わせて、いないのだろう。
感謝の気持ちがない母親が、育てた子供が、感謝する訳が、ない。

今回は、卒園アルバムの原稿を、預かった佐原先生が、紛失してしまい、
大問題になる。うっかりしていた、佐原先生が悪いのは、当然だけど、
起きてしまったことは、どうしようもない。

それに、そうなった遠因には、母親たちが、ひどいバッシングを、
佐原先生に、続けていたこともあると、私は、思う。
だから、佐原先生が、辞職しようと、決意した気持ちは、よく、理解できる。

私は、仕事は、「社会契約」だと思っているので、自分の気持ちに、
正直になって、今やっている仕事を、投げ出すのは、全く、構わないと、思う。
どうせ、後任者は、必ず、見つかるし、そんなもんだ。
しかも、今回は、手ひどいイジメがあるのだから、辞めて当然だ。
ただ、何時辞めるかは、そのタイミングを、熟慮する必要がある。
いきなり、明日から、もう来ない、というのでは、あまりにも無責任だ。

今回は、適切な時期に、佐原先生が辞職する、ということで、終われば、
良かったのに、斉藤の挑発に、佐原先生が乗った形となり、斉藤が、
わざわざ、昔の教え子たちを、全員集合させて、佐原先生の辞意を、
撤回させるように、もっていったのは、いかにも、不自然な、お涙頂戴の、
茶番劇にしか、私には、見えなかった。

だって、結局、母親たちの態度は、変わらないし、佐原先生のやり方も、
変更できる訳がないぜ!  これじゃあ、佐原先生、辞めにくくしただけで、
何の解決にもならない。ジャングルジムだって、撤去されるし・・・・・
だから、佐原先生を辞めさせなかったのは、正義の味方、斉藤も含めて、
母親たち全員のエゴでしかないってこと、分かってるんだろうか??

むしろ、しがらみのない新天地で、経験豊富な、佐原先生の活躍を、
期待するのが、これまでの、佐原先生の仕事に、感謝する気持ちの、
表現方法だと思う。

今回は、斉藤も、真野も、三上も、全然、冴えない回で、
おまけに、佐原先生の可哀相さだけが、突出していて、情けない、さびしい、
どうしようもない、話だった・・・・・・・・・・・・・・









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