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映画「日本沈没」台風も止められないのに、沈没阻止など笑止千万! [映画]

2006年7月に公開された、映画「日本沈没」。
大して期待していなかったけど、まあ、見てみようと思って、
レンタルしてみたが、やはり駄作だったな。

日本沈没なんて、どこか、他人事で、リアルじゃあ、なかった。
地球の地殻変動で、日本が沈没するって、言われてもね。
しかも、1年以内に、沈没するとか。

どうするって言っても、外国へ逃げる以外、どうしようもないじゃない。
逃げ場がなければ、溺れて、死ぬしかない。
日本国民、みんなで死ねば、怖くない、なんて、冗談も言いたくなる。

おまけに、すでに、日本全国で、噴火や、地震や、津波が頻発しているなら、
日本国自体が、機能しないはずなのに、TV放送はしているし、
政府も比較的落ち着いて、対応している。
食べ物なんか、手に入らないはずなのに、みんな、餓死していないし・・・・

主人公・小野寺を演じた草薙剛さんは、相変わらず、抑揚の無い声で、
無表情で、つまらない演技ばかりしていた。
以前、映画「黄泉がえり」(2002年)で、ガッカリさせられて、
今度は、少しは進歩したからって、思ったんだけど・・・・・

小野寺が、仏頂面して、僕はイギリスにいくんだ、と言っても、
私は、何も感じなかった。セリフ棒読みで、全く葛藤はないような演技だ。
それはないと思うけど。

愛する玲子(柴咲コウさん)に、ウソをついて、別れを言いに来る小野寺。
しかし、抱いてと言われて、いや、やめとく、はないだろう!!!!!
死にいくなら、抱くのが本当だ。
置手紙を読んで、バイクで駆けつけた玲子と、小野寺とのあり得ない再会!?
なんじゃ、この映画は!  

同様に、玲子を演じた、柴咲さんも、一本調子の演技で、期待はずれだった。
小野寺を好きなんだか、そうでないのか?? よく分からんかった。
地震の恐怖を、身に沁みて分かっているのに、なんで、ハイパーレスキュー隊員なんか、
やっているのか、その気持ちが、全然分からなかった。

地殻の動きを、人為的な爆発で、なんとかしよう、なんて、どだい、無理な話。
大自然や、マントルを、なめているぜ!
地震学者を演じた豊川悦司さん、外見的には、学者らしかったけど、
ビヘイビアは、すぐキレる、気が短い、ただのオジさんになりさがっていた。

マントルの動きを阻止しようと、命がけで、火薬を爆発させても、
それは、無駄な努力だ。徒労だよ。
大体、マントルの動きって、引っ張られているだけじゃなくて、
後ろからも押されているんだろう! 
点ポイントで爆破しても、マントルの動きは、止まらないぜ。

だから、命を粗末にして、深海へ潜る若者を、賛美する、あぶない映画に思える。
もう、すでに、地震や津波で、何百万人も死んでいるから、
一人ぐらい、死んでもいいや、ということなのか。
それは、戦争で人がたくさん死ぬときの論理と、おなんじような気がする。

日本沈没が、間近に迫ってから、諸外国へ助けを求めるなんて、
総理大臣(石坂浩二さん)や危機管理担当大臣(大地真央さん)は、甘すぎる。
だって、外国人に対して、排他的な政策を、取り続けている日本に、味方する国は無い。

だから、日頃から、近隣諸国とも仲良くして、国際結婚も奨励し、
世界からの移民も、広く受け入れていれば、
日本沈没の時、近隣諸国だけでなく、世界各国へ、ツテを頼って、
多くの日本国民が、移り住むことが、可能となるに違いない。
島国根性で、閉鎖的な日本国を続けている限り、沈没に対する良策は、ない。


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